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身近なケースで離婚裁判について考えてみた

離婚の事例は、筆者の周りでもよく聞く話です。しあし、離婚裁判にまで発展するケースはあまりありません。離婚裁判は、子どもがいる場合や財産分与など、具体的に分けなければならない権利がある場合などが、まず思い浮びます。それ以外のケースとして、実際に身近にあったものについて、書いてみたいと思います。ある知人カップルの話です。知人男性は40歳手前で、一回り以上、歳下の女性と婚約しました。彼は花嫁のために、有名なホテルのバンケットルームでの華やかな結婚披露宴と、二人で住むための戸建ての家を用意し、幸せの絶頂にあったようです。結婚披露宴は、年の瀬もせまる、寒い冬の大安吉日に、たくさんの参列者に囲まれて、賑やかに行われました。この賑やかに拍車がかかったのは、二次会の席でのこと。学生時代、軽音楽サークルに所属していた知人男性は、仲間たちにバンド演奏を頼み、やや下品な歌で大騒ぎし、仲間たちに酔い潰されて、泥酔します。翌朝、花嫁の姿はなく、花嫁やその親族とは一切連絡が取れなくなりました。憔悴し切った彼は、仕事も手につかず、私生活も荒れ、鬱状態になりました。このように、自分で解決する手段がない場合、慰謝料請求の訴訟や入離婚裁判など、法的措置に頼るしかないのかもしれません。法律は、財産や権利を適切に分配するのみでなく、人間関係の諍いによる、行き場のない怒りや悲しみを解決するものにもなり得るのかもしれません。

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